Lv.1 入門

仕様メモから動作確認のテスト表を作る

使うAIOpenAIChatGPTClaudeClaude

入力の条件を書いた仕様メモから、正常・境界・入力間違いを試す確認表を約15分を目安に作ります。操作と期待する結果を分け、仕様に書かれていない動きは確認事項へ残します。

AIの種類・モデル・バージョンによって、画面や出力が記事と異なる場合があります。

対応AIと実装条件

同じ業務テーマでも、AIごとに使う画面・条件・確認が異なります。

OpenAIChatGPT
使えるツール
Chat/Work/Codex
利用条件
Chat は無料プランでできる。Work は Plus 以上。Codex は無料プランでも試せる

手順はChatで書く。組織のAI利用規程を確認し、結果を元の材料と照合する

手順は ChatGPT の Chat の画面で書いています。Work・Codex・デスクトップアプリでは、画面や渡し方が少し違います。

ClaudeClaude
使えるツール
Chat/Claude Code
利用条件
Chat は無料プランでできる。Claude Code は有料プラン以上

外部サービスを接続せず、結果を元の材料と照合する

手順は ChatGPT の画面で書いています。Claude では、画面や渡し方が少し違います。

公式情報5件

これで何ができるか

BEFORE簡単な申込画面の仕様はあるが、何を入力して動きを確かめるか決まっていない。
AFTER仕様を根拠にした入力例と期待する結果を、確認作業のたたき台として使える。

手順

1

確認する機能を1つに絞る

文具の申込画面など、1つの機能の仕様を用意します。入力できる値と、正しい場合・誤った場合の動きを短く書きます。下の見本では、数量の条件だけを確認します。

✓ 入力条件と受付時の動きが書かれ、確認する機能が1つに絞られている。

2

入力例と期待する結果を依頼する

仕様メモを貼るか、ファイルのまま渡し、下のプロンプトを送ります。数量が正しい例、最小・最大の値、条件を外れる例を表にします。期待する結果は、仕様の番号を根拠に付けさせます。

✓ 入力値・操作・期待する結果・根拠を含む確認表が出ている。

3

境界と誤入力の抜けを見る

見本なら数量1・10・0・11・空欄・2.5がそろっているか見ます。エラーの文言など、仕様にない細部は確定させません。根拠がない期待結果を見つけたら、確認事項へ移します。

✓ 6種類の値が含まれ、仕様にない動きが確定扱いになっていない。

→ 画面で確かめる状態の例なら:画面の状態(UI・UX)

4

一件ずつ読める表に直す

1つの行で何度も操作させていないか見ます。「数量を入力して送信する」のように、操作を短く指定します。実際に試した結果を書く列は空欄にし、AIの推測を合格として記録しません。

✓ 各行を独立して試せる形で、実際の結果と判定の列が空欄になっている。

5

仕様の版を付けて保存する

確認表と未決定事項をコピーし、仕様の版と作成日を付けます。実際の画面を確認する担当者へ渡します。仕様が変わった場合は、関係する行の期待結果も見直します。

✓ 確認表の各行から根拠の仕様へ戻れ、実施前の表として保存できている。

使うプロンプト例

仕様メモから動作確認のテスト表を作る
以下の架空の文具申込画面について、手動の動作確認表を作ってください。
仕様の版:見本版1
S1 品名が入力済みの状態で、数量を入力して送信する。
S2 数量は整数の1〜10だけを受け付ける。
S3 条件に合えば確認画面に品名と数量を表示する。
S4 空欄または条件に合わない数量は受け付けず、数量のエラーを表示する。エラー文の具体的な言い方は未定。
品名は全行「鉛筆」に固定し、数量1・10・0・11・空欄・2.5を一件ずつ試す6行を作ってください。
列は、番号・確認する条件・前提・入力値・操作・期待する結果・根拠のS番号・実際の結果・判定にしてください。
実際の結果と判定は空欄にしてください。仕様にない動きや文言は補わず、別の確認事項へ残してください。
コードや自動テスト、実行したという記録は作らないでください。

うまくいかないとき

確認表が一般論だけならどうするか
仕様の具体的な入力条件と、試す値を伝え直します。入力例を一行に1つ示し、期待結果に根拠の仕様番号を付けさせます。
仕様にない動きが書かれたらどうするか
根拠を示せない期待結果は確認事項へ戻します。AIの提案を、決定済みの仕様として扱わないようにします。
合格と書かれてしまったらどうするか
まだ対象の画面を実行していないことを伝えます。実際の結果と判定を空欄に戻し、実施者が記録する表として保存します。

安全に使うために

注意事項

  • 認証情報・実際の顧客データ・公開していない仕様を入力しない
  • 本番の画面やデータは、この原稿の作成中に操作しない
  • 重要な機能の品質は、この確認表だけで保証しない

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