AI・プロンプト
AIの基本用語と、指示を組み立てるための表現をまとめます。
HOW TO INSTRUCT
指示は、部品に分けて組み立てます。
うまくいかない指示の多くは、前提・出力の形・確かめ方のどれかが抜けています。ここでは指示を組み立てる部品ごとに、使う言葉とそのまま使える書き方をまとめます。
前提を伝える
何のために、誰に向けて作るのか。ここが抜けると、AIは一般論で埋めようとします。
目的
Goal「何を作るか」だけでなく「何に使うか」を書くと、情報の取捨選択が変わります。
- 用途
- 判断材料
- 完成の基準
AIへの指示例
この出力は、〇〇を判断するために使います。判断に必要な情報を優先してください。読み手
Audience誰が読むかで、言葉の難しさと前提知識の量が決まります。
- 立場
- 前提知識
- 読む場面
AIへの指示例
読み手は〇〇の担当者で、この分野の専門用語には詳しくありません。専門用語は言い換えるか、短い説明を添えてください。役割
RoleAIに立場を与えると、観点と語調がそろいます。役割だけでは品質は上がらないため、目的と一緒に使います。
- 観点
- 語調
- 目的と併用
AIへの指示例
あなたは社内文書の校正担当です。誤字だけでなく、読み手が誤解しそうな表現も指摘してください。背景
Context経緯や決まっていることを渡すと、一般論ではなく状況に合った答えになります。
- 経緯
- 制約
- 決定済みの事項
AIへの指示例
背景:〇〇。すでに△△は決まっているので、それ以外の点について提案してください。この内容を使うレシピ:資料作成前に構成案を作る
出力の形を決める
形を先に決めると、あとで整え直す手間が減ります。
出力形式
Format表・箇条書き・見出しつきの文章など、使う場所に合わせて形を指定します。
- 表
- 箇条書き
- 見出し
AIへの指示例
結果は表で出してください。列は「項目」「内容」「期限」「担当」です。分量
Length「短く」より数字で指定するほうがぶれません。
- 文字数
- 項目数
- 段落数
AIへの指示例
全体で400字以内。要点は3つまでにしてください。語調
Tone敬語の度合いや硬さを指定します。社外か社内かを添えると伝わりやすくなります。
- 敬体・常体
- 社外向け
- やわらかさ
AIへの指示例
社外の取引先に送る前提で、丁寧だが硬すぎない文にしてください。並び順
Order読み手が最初に知りたいことを先頭に置かせます。
- 結論が先
- 重要度順
- 時系列
AIへの指示例
結論を最初に書き、理由と詳細はそのあとに続けてください。制約と確かめ方
誤りを減らすための指定です。確認の手間がいちばん大きく変わるのはここです。
見本を渡す
Example期待する出力の見本を1〜2個渡すと、形式と細かさがそろいます。
- 見本
- 粒度
- 書式
AIへの指示例
次の例と同じ形式で書いてください。
例:〇〇禁止事項
Constraintsやってほしくないことを明示します。「〜しない」より「〜する」で書けるものは言い換えます。
- 除外
- 推測の禁止
- 範囲
AIへの指示例
資料に書かれていないことは推測で補わず、「記載なし」と書いてください。事実と推測を分ける
Grounding元の資料にある事実と、AIの推測や補足を区別させます。原文との照合が楽になります。
- 根拠
- 推測の表示
- 原文との照合
AIへの指示例
元資料に書かれている事実と、あなたの推測を分けてください。推測には【推測】と付けてください。自己点検
Self-check出力の最後に、抜けや矛盾がないかをAI自身に点検させます。
- 抜け漏れ
- 矛盾
- 未確認事項
AIへの指示例
最後に、元資料と照らして抜けている項目や、確認が必要な点を箇条書きで挙げてください。この内容を使うレシピ:トラブル対応メモから原因・対応・再発防止策を整理する