AI REFERENCE

AIツール・自動化

AIツール、連携、自動化に関する用語と考え方をまとめます。

HOW TO DECIDE

つなぐ・任せる前に、仕組みの違いを押さえます。

製品ごとに呼び名は違っても、仕組みはいくつかの型に分けられます。ここでは製品に依存しない考え方をまとめます。各製品での名前や提供状況は、ツールのページと用語のページで確認してください。

AIを広げる仕組み

AIが読める情報と、できる操作を増やす仕組みです。増やすほど、確認することも増えます。

コネクタ

Connector
向く場面:社内外のデータを読ませたいとき

メールや文書などのサービスと、AIをつなぐ接続です。提供元が用意したものを有効にして使います。

  • 外部データ
  • 有効にして使う
  • 権限の確認
有効にする前に確認すること

読めるデータの範囲、書き込みや送信ができるか、接続の解除方法を確認してから有効にする。

MCP

Model Context Protocol
向く場面:複数のAIで同じ接続を使いたいとき

AIと外部のツールやデータをつなぐための共通の規格です。規格が共通なので、同じ接続先を別のAIツールからも使えます。

  • 共通規格
  • 接続先の使い回し
  • 手元でもクラウドでも
追加する前に確認すること

接続先の提供元、手元のパソコンで動くのかクラウドで動くのか、どの操作を許可するのかを確認する。

スキル

Skill
向く場面:決まった進め方を繰り返すとき

手順や判断基準をまとめたファイルです。AIが必要なときに読み込み、決まった進め方で作業します。

  • 手順書
  • 繰り返し作業
  • 共有できる
使う前に確認すること

スキルの中身(手順と、実行する操作)を一度読み、意図しない操作が含まれていないか確認する。

プラグイン

Plugin
向く場面:機能をまとめて入れたいとき

スキルや接続の設定などを、ひとまとめにして配る単位です。一度に複数の機能が加わります。

  • まとめて配布
  • 複数の機能
  • 導入が簡単
導入する前に確認すること

同梱されているスキルと接続先を一覧で確認し、使わないものは有効にしない。

この内容を使うレシピ:Driveの複数PDFから要点まとめを作る

動かし方の違い

同じ作業でも、どこで・いつ動かすかで、確認の仕方が変わります。

その場で使う

Interactive
向く場面:手順がまだ固まっていない作業

画面で指示し、結果をその場で確かめながら進めます。最初はこの形から始めます。

  • 都度確認
  • 失敗しにくい
  • 手間は残る
判断の目安

結果を毎回確かめたい作業、手順がまだ固まっていない作業に向く。

裏で進める

Background
向く場面:完了後にまとめて確認できる作業

指示したあと、AIが別の場所で作業を進め、終わったら結果を返します。

  • 待たずに済む
  • 途中の確認が減る
  • 結果の点検が必須
判断の目安

手順が固まっていて、完了後にまとめて確認できる作業に向く。途中の操作は記録を残す設定にする。

定期実行

Schedule
向く場面:毎日・毎週の定型作業

決まった時刻や間隔で、同じ作業を自動で繰り返します。

  • 時刻指定
  • 繰り返し
  • 止め方の確認
始める前に決めること

止める方法と、失敗したときの通知先を先に決めておく。

きっかけで動く

Event trigger
向く場面:届いたものにすぐ対応したいとき

メールの受信やファイルの追加など、外部の出来事をきっかけに動きます。

  • 外部の出来事
  • すぐ動く
  • 誤作動への備え
始める前に決めること

想定外の出来事で動いたときに何が起きるかを先に確かめる。最初は通知だけにして様子を見る。

自動化してよいかの判断

自動化は、手間が減る代わりに「気づかないうちに間違う」危険が増えます。始める前に4つを確かめます。

繰り返しの多さ

Frequency
向く場面:型にするか迷ったとき

週に1回以上ある作業は、型にする価値があります。月に1回以下なら、手順書だけで足りることが多くあります。

  • 回数
  • 所要時間
  • 型にする価値
判断の目安

週1回以上・毎回10分以上・手順がほぼ同じ、の3つがそろえば型にする。

取り消せるか

Reversibility
向く場面:送信・削除・支払いを含む作業

取り消せない操作を含む作業は、自動化しないか、必ず人の確認を挟みます。

  • 送信
  • 削除
  • 支払い
決めること

取り消せない操作の直前で止め、人が確認してから実行する流れにする。

最小の権限

Least privilege
向く場面:接続を追加するとき

まず読み取りだけで試し、必要になった操作だけを後から許可します。

  • 読み取りから
  • 段階的に
  • 範囲を絞る
進め方

最初は読み取りだけを許可して試す。書き込みや送信は、結果を何度か確かめてから追加する。

止め方と戻し方

Stop & recover
向く場面:どの自動化でも

動かす前に、止める方法と元に戻す方法を確認します。これが分からない自動化は始めません。

  • 止める方法
  • 接続の解除
  • 元に戻す手順
動かす前に確認すること

①止める方法 ②接続を解除する方法 ③誤って変更されたデータを戻す方法

この内容を使うレシピ:複数メールの未読を要約・返信案作成する